ベーチェット病の症状・原因・治療法を解説したサイトです。

ベーチェット病の診断

●ベーチェット病の診断方法

ベーチェット病の診断は、その検査をするだけで診断できるというような特徴的な検査というものが存在していないので、患者さんがうったえる症状の組み合わせで診断をしているのが現状です。

●ベーチェット病の国際診断基準

最近では国際診断基準というものが出来たので、世界中でその診断基準が使われるようになっています。この国際基準がどういうものかというと、口の中にアフタと呼ばれる潰瘍(かいよう)が出来るということがベーチェット病である前提条件で、それに眼の症状、皮膚の症状、陰部の症状あるいは皮膚の針反応の陽性の四つうちの二つにあてはまる場合、ベーチェット病であると診断を下すという方法です。この方法は、世界中で適用できるのではないかと言われていますが、しかしこの国際基準には欠点があって眼の症状にべーチェット病としか言いようのない症状があって、それに少し他の症状が加わっている患者さんがこの国際基準を使うと、診断から抜け落ちてしまいます。しかし、わが国の診断基準を使うと、ベーチェット病の不全型と呼ばれるものに当てはまることになります。なのでベーチェット病を診断するには今の国際基準では少し問題があるのでは思われます。

※診断項目の一つに挙げられている針反応ですが、かっては全体の60%の患者さんに陽性率があったのですが、最近では40%位と出現率が減っているので、これを診断基準に挙げるのは問題があるのではないかと言われ始めています。

●日本での診断基準

日本では、実は国際基準を使う医師は多くなく、厚生省の診断基準というものに従って診断をしている医師がおもです。内科領域については、「神経ベーチェット」病の患者さんの場合、脳の中に何か病変が出 来たのではないかと思われる時、これを診断する技術としてCTが使われていましたが、更に新しい技術としてMRI検査が現れてからは、MRIが使われるようになりました。このMRI(磁気共鳴画像診断法)では、CTと比べてベーチェット病の中枢神経病変の検出率がかなり高くなりました。大脳と脊髄の間の脳幹というところ、ここにベーチェット病の病変が出来やすいのですが、この脳幹の部分の病変がMRIを使うとよく検出できるのです。これによって診断が格段にしやすくなりました。また、画像診断法が手軽に出来るようになったことで、治療がどれ位効果が上がっているか、今の治療が患者さんにあっているのかどうかもよく分かるようになりました。血管ベーチェット病でも、CTやMRIを使うと病変の場所やどのような性状がよく分かります。腸管の潰瘍では、大腸のレントゲン検査に加えて内視鏡検査、ファイバースコープによる検査が行われます。腸管の潰瘍は肛門に近い場所にはあまり出来ない傾向にありますので、大腸内視鏡検査をする場合、肛門に近いところというのはあまり辛くはないのですが、小腸に近い中の方まで内視鏡を入れるので、患者さんは少し負担を感じるでしょう。けれども検査による診断がしやすいので、大腸内視鏡検査の結果は優良な診断材料になります。

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