現在のベーチェット病の治療
●治療の種類
○生活指導
全身の休養と保温。バランスのとれた食事内容。ストレスの軽減などを指導されます。
○薬物治療
治療の対象になる病態の重症度および後遺症を残す可能性の有無により治療の優先順位を決め、治療法を選択します。つまり、
?生命の危険を伴う、または重大な後遺症を残す特殊病型。
?重大な後遺症を残す特殊病型と眼症状。
?後遺症もなく、日常生活への影響もさほどでない粘膜皮膚病変や関節病変の有無。
これら によって基本方針を定めます。 なお、?に関しては局所療法が主体となります。内服薬としては、好中球機能抑制作用をもつアゼラスチン、コルヒチン、レバミピド、エイコサペンタエン酸が用いられ、関節痛に対しては非ステロイド性抗炎症剤が用いられます。?の重大な後遺症を残す眼病変、特に眼底型病変については、コルヒチンが最もよく使われ、他にシクロホスファミド、6MP、アザチオプリン、ミゾリビンなどの免疫抑制薬が用いられているが、最近ではシクロスポリンとFK506の卓越した効能に注目が集まっている。?の生命の危険を伴う、また重大な後遺症を残す特殊病型には、中等量ないし大量の副腎皮質ステロイドが主体になる。生命の危険を伴うので、腸管型、血管型では外科治療も視界にいれて十分量のステロイドを比較的短期間用いる。また神経型ベーチェット病では十分量のステロイドを投与し、寛解した後も進行の阻止、遅延の目的で維持量を見つけ出し、投与を継続することが必要である。